晴れのちアメリカ23
- 2007/10/31 08:31
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日本で働いていた頃、患者の口から「モルヒネうってくれー」と唐突に言われたことがなかった。まあ、そういった発言は893さんだけかと思っていた。しかし、アメリカに来て、こんなにも患者の口から簡単に「今日は腰が痛いから、ちょっとモルヒネうってくれないかい?」と、真っ白な髪をした、かわいいおばあちゃんが頼んでくる。まったくよく知ってるよなあーと、感心する反面、誰から学んだんだ!と安易に使いすぎる麻薬類の処方にDrを疑う私もいる。おかげで、モルヒネを患者にうつ私たちがハラハラ状態で、これでもか!と投与しては、こんなにあげちゃっていいのー?と不安になる。鎮痛薬・麻薬などの使う量は本当に日本と比べて月とスッポン状態。日本にいた頃は、救急で外国人が来ると、「まったく外国人は痛みに弱いから、よく騒ぐ!」と言ってた私がいたが、おそらく、アメリカの医療がそういった患者を作りあげてしまったのではないか?と今は思う。麻薬中毒だらけの患者と、インスリン中毒ナース。さすがに低血糖状態を楽しむナースがいることに驚かずにいられない私だった。

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