ラウンジ

パワーハラスメント?

2006年11月13日8コメント1,349アクセス

以前大学病院の手術室に勤務していました。

ある日、その病院にとある脳外科医が教授としてやってきました。その医師、手術の腕は「ゴッドハンド」といわれるぐらい長けているのですが、性格の悪さも「ゴッド級」・・。

手術中に怒鳴り散らすのはもちろん、気に入らない脳外科医や麻酔科医や看護師に対しての個人攻撃も凄まじいものがありました。

手術室に入るや否や「今日はイライラさせるんじゃねえぞ」といきなり威嚇から始まり、術中の器械出しがモタつくと「やる気あんのか?やる気ねぇなら出て行けよ」とさらに威嚇され、もっと機嫌が悪くなると手術の手を止め、標的となった人物の前に立ちはだかり「お前、名前何だ?後で俺のところに来い」と脅されます。

手術室のスタッフは毎回震え上がりました。脳外科手術の担当を依頼される事は死の宣告を受ける事と同等な感覚でした。

この教授の手術につくのがイヤで病院を辞めていったスタッフは大勢います。私もその一人です。

脳外科手術は難しい分野ではありましたが、自分は好きでした。もっと勉強してスキルアップしたいと考えてました。

教授以外の医師が執刀する手術では、生き生きとした気持ちで臨めたのですが、教授が執刀する手術ではどうしてもそのような気持ちになれませんでした。

教授の手術日の前夜はうつ状態で眠れず、通勤途中に吐き気すら覚えました。手術の準備の段階で手が震えて冷や汗が出ました。術中も緊張と恐怖のあまり普段では考えられないような初歩的なミスをしてしまいます。(器械を床に落としたり、針刺しをしたり・・)

ちなみにこの教授、患者の前でも威圧的な態度らしいです。「僕の手術うけたくないなら退院してもいいんだよ」とか。患者の質問に一通り答えた後に「あー疲れた」といってみたり。

看護師は8年やってまいりましたが、こんなに恐ろしい医師は初めてでした。周りの人間をここまでビビらせて何の得があるのかさっぱりわかりません。手術部長、看護部長、おそらく病院長もこの事態をわかってはいると思いますが、特に状況が改善されることはありませんでした。テレビ局や新聞社に投稿してみよう、という話もでましたが実際にはやってないようです。未だにその病院のスタッフ達は悩み、苦しんでいるようです。

このような医師は人として正しいのでしょうか。

難しい脳腫瘍を摘出して患者の命を救えるのだからそれはそれでいいのでしょうか。

私はその教授の顔を思い出すだけで呼吸が苦しくなります。

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