高齢者の食事介助中の出来事
- 2010/01/24 11:07
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100歳超えの男性でがっちりとした体格の方でした。泌尿器系の悪性腫瘍がありましたが、超高齢が幸いしてか転移も進行することもなく経過観察していたそうです。施設では車椅子で日中過ごし食事介助されている時に意識消失されたため、救急搬送されました。
入院され状態も安定してきたため、少しずつ離床に向けて援助しました。(施設では車椅子で過ごせるのが帰宅の目安だったので)
ギャッチ座位→端座位→車椅子5分→徐々に長くし→看護師室で食事→半日、車椅子でって感じです。もちろん移動の前中後のバイタルも計りチェックしながらしていました。
看護師室で食事摂取して3日目、むせた様子もなく手を合わせながら「おいしいおいしい」とニコニコしながら完食してから、5分後くらいに急に鼻汁が出始めました。表情が乏しくなり変だと思ってとうこつに触れるとやや微弱・結滞もありで、あれあれ?と思っているうちに顔色不良になり、呼吸が停止していました。
すぐ隣室の処置室に移動し口内を観察、吸引しましたが食物ざんさはなく吸引しても何も引けませんでした。
主治医に連絡し酸素を投与しました。バタバタしましたが時間にして所要時間10分以内の出来事だったかと思います。ふっと開眼され「はい~?」と返事された時は、「(人生に)お休みしたかったの?」と思わず問いかけてしまいました。
ご家族には状況を報告し看護計画の修正を提案しました。ご家族は「じいちゃんも100歳越えているしいつ死んでもおかしくないって私ら思っています。やっぱり私らにしたらなんでもないことでもじいちゃんにとっては負担なんだね。無理に車椅子に乗せなくていいです、じいちゃんには長生きしてほしいけど、もう年だしね。」と言われ、ベッドでの生活になり転院になりました。
食事でこのような状況になったのも初めてでとにかく驚いたのと、周囲に指示しながら手も足もブルブル震えて仕方がなかった。「やってしまった😣」って思いがぐるぐるめぐってました。それと、なんで?なんで?なんでこうなったの?って思いも今だに解決していません。
時々、睡眠中に10秒程の無呼吸もあったようです。調べれば動脈硬化やら循環器の疾患とか脳梗塞とかいろいろ出てきそうですが…検査そのものが負担になりそうなので主治医に依頼もしませんでした。
似たような事例を経験された方はいらっしゃいますか?またその時はどのようにアセスメントし対応されましたか?
(退会者)
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本当に終了しますか。