舌癌の終末期の口腔ケア
- 2010/08/05 19:53
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はじめまして、お疲れさまです。
現在、院内での研究発表で舌癌でお亡くなりになった患者さまの口腔ケアをテーマとして取り上げ、情報収集に取り掛かっております。
皆様にお聞きしたいのが、舌を全摘しその後口腔内へも転移したときの口腔ケア方法です。
私の働く病院は長期療養型の病院です。
その患者さまは70歳代・男性・舌癌を患い大学病院で全摘したのち、PEG造設され経管栄養を行っていました。
終末期を当院で迎え、最期は右頚部・右肩~背部に皮膚転移、口腔内にも転移があり、口腔内に至っては上顎が口腔内を埋め尽くすほどの腫瘍の盛り上がりがありました。
腫瘍が小さいうちはコットン素材のガーゼやスポンジブラシで清拭し、アズノール軟膏を口腔内に塗布していました。
徐々に腫瘍が大きくなるにつれ少しでも口腔内をぬぐうと口腔内からの出血が見られたので、患者さまの口の中は血の臭いとがん細胞の臭いで部屋中が悪臭漂っていました。(悪臭に対してはご家屋の同意を得て消臭剤を置かせていただきました。)
当院は耳鼻科も併設しているので「耳鼻科ドクターに何か良い口腔ケア方法はないか伺いたい」と主治医に相談したところ、主治医は「出血させるとかわいそうだからあまり積極的なケアはしないで」「口腔ケアはしなくてよい」と指示をしました。
しかし看護者としては納得いかず、スタッフ間で話し合った結果、「清拭は行わずアズノール軟膏を塗布するだけにする」というケアになりました。
このケアが良かったか悪かったのかはこれからレポートを進めて振り返りをしていくところです。
皆様に口腔内に腫瘍がある場合の口腔ケア方法でよいアイディアやアドバイスがあればどうかお聞かせください。
よろしくお願いします。
(匿名による投稿)
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