へこみました。
- 2008/07/29 23:55
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今日は深夜明けです。
どうしても、消化できなくて…。
深夜に入ってすぐに、一人患者様が亡くなりました。
高齢でしたがしっかりしてて、以前働いていた職場の同僚の叔父にあたる方だったようです(ご本人の話の内容からです)。
そんなこともあって、少し気を許してしまったのでしょうか?いろんなことを話しました。もちろん、勤務に差し支えない範囲ですが…。
自分はもう長くない、死ぬときはぽっくりと…。と今までのかかわりの中で、自分の疾病や死について話してくれました。入りの日も受け持ちでしたが、その日所見的にはまだ余命は十分あったと思います。でもメンタルの部分もかなりのストレスを抱えていたみたいで、「殺してくれ」「ロープを持ってきてくれ」かと思えば「助けて」と…。何人ものターミナルを看てきましたが、今回は本当に言葉もうまく出ず…。
息子さんが来られて、セデーション希望されました。みていられないと。で、深夜に来てすぐに亡くなられました。
「あんたは朗らかで運が強いんや。これから幸せがまってる。」こう言葉を頂いた患者さんです。
だから、私の思い入れも強いのでしょうか?
申し送りの時間、その患者様が亡くなられてカルテを見ていった同僚の言葉
「何でこんなときにセデーションかけたん?家族もろくに世話もせんと都合のいいことばかり…。もっと面会に来て面倒見てから寝かせっていえよな。」
ご家族は皆さん仕事も持っていて、その中で出来る限り来ていたと私は理解しています。苦しんでいる父を見てられない気持ちも、痛いほどわかります。亡くなる前日に息子さんに渡したメモ書き『直径1cm、5mのロープ』…苦しくてどうしようもなくて、首を吊るために用意させようとしたものです。
主治医も不穏状態になり、出来る限りそばにいてくれました。ご家族も、お見送りの際には「きっと父は悔いはないと思います。これでよかったと思います。」と帰られました。
深夜に来て、うまく気持ちを受け止めることが出来なかったとへこみながら朝を迎え、同僚の心無い言葉に怒りを覚え…。
すこし、仕事に対して疲れを覚えました。
きっとこの仕事は、自分や周りに対しても葛藤を持ち続ける仕事なのかな…。
すみません、愚痴でした。
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本当に終了しますか。