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泣いてしまった研修会

  • 2010/09/06 22:29
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  • 3コメント

がん看護研修会でのこと。

精神科の看護師の私が、あまりにも人の痛みについて考えなしだったのかを考えさせられた研修でした。

「私をどっこいしょ、と持ち上げないで下さい」

「がまんが足りないと言わないで下さい」

「たばこを吸っていた私の肺がんは自業自得ですか?」

がんは人間が築き上げてきた尊厳、生活、お金その他すべてをうばっていきます。

看護師になって20年以上…いまさらだけど、今だから患者さんの立場が理解できるようになりました。

病気の人にに自業自得なんて絶対言えません。

ましてやお金がない人には希望の抗がん剤があっても使えない、そんな人に「仕方がない」なんて言えるわけがありません。

でも、現実は…

病気になったとき、それががんでも精神疾患でもつらいときに救ってくれる存在、それが看護師のはずです。

プロなんだから奉仕のようなことは論外ですが、仕事として患者のがまんをぜったい強いない、そんな基本を改めて認識しました。

arutemisさん

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