リザーバー留置中の患者ケアについて
- 2011/03/04 09:02
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私が働いている病棟ではないのですが…
消化器系がんの術後、化学療法目的で中心静脈にリザーバーを留置している患者(80歳くらいの女性)が、食欲不振で栄養状態が徐々に低下。
主治医が水分補給と少しの栄養法急にと点滴(持続ではない)の指示を出しました。
その病棟ではリザーバーに針を刺し、コネクティングチューブをつなぎドレッシングで被覆、それをヘパリンロックして使用しているのです。つまり、点滴ごとに針を抜かない。針を刺したまま、CVCのように点滴回路をつないで点滴を行なっている。
リザーバーの使い方がおかしくありませんか?。
本来リザーバーは、点滴ごとに針をさすもの。だからこそ、感染のリスクも少なく、患者の体の表面にチューブが出ていることもないので煩わしくない…というのが目的ではないでしょうか。
「針をさす痛みが少ないのが利点」とその病棟の看護師はいいますが、逆に感染のリスクを高めているように思います。
リザーバーは感染を起こすと、当然抜去する必要があり、その処置はCVC
抜去より侵襲度が高いのではないでしょうか。
リザーバーに針を刺すときの皮膚消毒は、末梢静脈留置カテーテルと一緒で、アルコール綿(70%以上)単包を使用します。
でも、CVC留置の時は、マキシマルバリアプリコーションで、消毒は2回以上行なうとなっています。
清潔度が違うように思えます。
(匿名による投稿)
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