1. トップ
  2. しゃべる
  3. 看護・ケア
  4. 拘縮がある患者の血圧測定
  5. 3ページ目

拘縮がある患者の血圧測定

  • 2012/05/30 02:16
  • 94,052アクセス
  • 22コメント

4月から病棟に勤務している新卒者です。

寝たきりで左麻痺があり、健側の右は拘縮が強い患者さんです。

そのため、血圧測定は健側で測らなければいけないことはもちろん分かっていますが、

他の看護師も左で測っていることもあり、私も左の麻痺側で血圧測定していました。

麻痺側で測定して、110台/40~50台です。

この日もいつも通り、午前の検温に訪室すると、毎日付き添われている家族とPTがベッド上でリハビリをしていました。

検温をしてもいいよと、PTが言ってくれたので検温を行い、血圧測定をいつも通り左側でしようとしたら、PTから健側・麻痺側のことを言われて、「右で測って」と言われたので、原則上はそちらが正しいので右側で測定を試みました。

しかし、私一人ではうまく腕を体幹から離すことができず、それをPTに言うと、腕の伸ばし方を指導され、寝衣をまくり上げようとすると、服の上からでも十分聴診出来るでしょうと言われ(腕の隙間があまりないので、十分寝衣をまくることができず、またマンシェットが肘関節にかかり巻けないので)わずかな隙間から寝衣の上にマンシェットを巻き、聴診法で測定しました。

ところが、1度、2度と測定しても第1音が70台に入らないと聞こえず、橈骨動脈は触知できていたので、私がうまく測定できなかったと思い、PTにうまく測定出来なかったことを伝えました。(70台じゃないと第1音が聞こえなかったことは言わずに)

次にPTが測定すると、70台で音が聞こえるね、と言って血圧は70台で書いたらいいよと言いました。

それで、橈骨動脈が触れているのでもっと血圧が高くないとおかしいのではないかと尋ねると、人によっては教科書通りにはいかないことがあると、言われました。

それに、血圧収縮期が70台とは、普段と比べると低すぎて記録にかけるものではない、というか報告レベルなので、後でPTが居なくなってから、測定に行き麻痺側で98/46で測定出来ました。

ここまで、長々と経緯を書きましたが、麻痺側でもある程度の血圧値が測定できる方なので、この場合は麻痺側でも測定してもよいのではないかと私は考えています。

拘縮した腕を体幹から離す、腕をある程度伸ばすことが難しい方なので、その状態だとマンシェットがきれいに巻けず、腕をきれいに圧迫することが難しく、逆に不正確な数値になってしまうと私は思いました。

みなさんだったらこの場合、健側、麻痺側どちらで血圧測定をしますか?

ちなみに、足で血圧測定をしたことはありません。大腿・下腿用のマンシェット?もありません。他の看護師は、やはり左(麻痺側)で測っていました。

(匿名による投稿)

このトピックには

22のコメントがあります

会員登録(無料)すると

コメントをお読みいただけます