生殖医療に従事してる方、教えて下さい。（長文です）

今、不妊専門クリニックへの転職の話しが出ています。

頑張ってみたい気持ちと、不妊患者さんとどうやって向き合って行けば良いのか…自分の中で葛藤があります。

今まで産婦人科で7年勤務してきました。

不妊で相談に来られる方もいましたし、人工受精までなら行っていましたので、不妊患者さんと接する機会はありました。

ただ、あくまでもお産がメインの病院でしたので、周りは妊婦さんだらけでしたし、「不妊専門に行くのは躊躇するけどとりあえず診てもらいたい…」って気軽に相談に来られる方が多かったように思います。

中には遠方の有名な不妊クリニックへ通いつつ、普段はうちに卵胞チェックだけに来られる方もいました。

最初に会った時は42歳だったその人も今は49歳。残念ながら、数年前から卵胞の発育はもう見受けられません。

それでも毎月毎月一生懸命通われてます。

その方の終わりはどこにあるのか、

子供に捕われずとも、もっと幸せな人生があるんじゃないか、

その人を見ながら、そんな思いばかりがありました。

また、他院でART後妊娠し、うちの病院でお産される方もいました。頑張って頑張って妊娠して、出産したはずなのに、そういう方に限り、赤ちゃんが泣いても抱っこしない、あやさない…など、「赤ちゃん欲しかったんじゃないの？」と疑問に思ってしまうような事が多くありました。

少なからず、そういうのを見てきたせいか、不妊治療を受け入れられない自分がいるのも正直な所です。

どちらかというと、今までは出産や授乳指導や育児相談など、成長を見守り、未来に繋がる事にやり甲斐を感じてきました。でも不妊治療は努力すれば必ずしも幸せが待ってる…という訳ではなく…。辛い事の方が多いと思います。

私はどんな形であれ、子供は授かりものなのだと思います。行動しなければ何も始まらないとも思います。けど、自分を見失う位その事だけに固執して、人生の大切な時間を費やしてしまう、、それが本当に正しい事なのか…やはり疑問に感じてしまいます。

自分自身その答えに自信がないのに、患者さんを支える事ができるだろうか…「頑張ろう」なんて軽々しく言えない……など、色々と考えてしまいます。

でも、転職の話しが出てから色々と本を読み、そういう方たちを理解したい、支えたいと言う思いも出てきました。

まだ転職するか答えは出してませんが、やるなら中途半端ではなく、自信を持って応援したいんです。

そこで、生殖医療に携わってる方に色々とお聞きしたいと思いました。

生殖医療についてどう思いますか？

長年治療を続けて行く事に幸せはあると思いますか？

実際のクリニックでの患者さんの様子はどうなのでしょうか？

もしよろしければ何でも良いので教えて頂けないでしょうか？