ネブライザーを用いた吸入の手技について
- 2013/04/10 23:22
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現在、病棟に全介助の寝たきりの患者さんがいます。
痰の粘稠度が高く、去痰目的でビソルボンの吸入の指示が出ています。
以前ならった先輩には、吸入後に吸引を実施するように習いました。
しかし、今日別の先輩から、吸入の前後に吸引をするようにと言われました。
この違いが気になって、帰ってきてから本で手技の確認をしましたが、吸入前に吸引をするということは書いていませんでしたが、「患者の吸入前後の呼吸音、排痰の性状・量、咳嗽の観察を行う」と書いていました。
私は、痰が出しにくいのだから吸入をしてとりやすくしてから吸引だと考えていましたが、先に吸引をすることで薬剤が行き届きやすくなるので吸入前にも吸引が必要なのかと思いました。
それと、本で手技の確認をしていて新たに疑問に思ったことがあります。
「吸入後、うがいを行う」とあります。口腔内に残存した薬剤により、口腔内カンジタ症などが引き起こされるおそれがあるため、予防のためにうがいを行うと記載があります。
今まで、喘息治療等のステロイド剤を吸入するときは、口腔内カンジタ症予防のため必ずうがいをしてもらっていましたが、去痰目的の吸入の時はうがいの必要があると思っていなかったのでしていませんでした。
また、自力で出来る人ならいいのですが、全介助の患者さんの場合、吸入→吸引後、口腔ケアを実施しなければいけないということなのでしょうか?
ちなみに私のいる病棟では、去痰目的の吸入後にうがい(又は口腔ケア)は行っていません。
1.吸引のタイミング(吸入後なのか・吸入の前後なのか)
2.去痰目的(ビソルボン吸入液使用)でも、吸入後はうがい又は口腔ケアは必要なのか
他病院ではどのように行っているのか、また、こんな根拠があるからこうしているというのがあればぜひ教えてください。

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