高齢者の真菌ケアどこまでしてる?
- 2013/05/19 17:01
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皆さん、手足や殿部などの皮膚真菌症への対応ってどこまで行っていますか?
一般病院で自立した患者さまであれば、保清指導を行って軟膏を渡すことになると思います。
療養病棟で、寝たきり度の高い患者さまがほとんどの場合は・・・
一回一回鏡検を行いますか?
どれ位の期間軟膏を塗布しますか?
肉眼的に改善するまで?
鏡検で陰性となるまで?
陰性確認後も再発予防のため、更に塗り続けますか?
当病棟は、高齢の患者さまがほとんどで、脳血管障害後遺症で麻痺や拘縮のある方も多く、経管栄養の患者さまが約半数、日常生活自立度B・Cランクの方が90%以上の介護療養病棟です。
このような中・・・
患者さまからの訴えがなくても、皮むけや発赤などが発見されると、鏡検で真菌を確認後に坑真菌剤の処方を受け、計画立案後に保清強化と軟膏開始。
一ヶ月毎に鏡検を行い、難治の場合、軟膏を変更しながら、陰性になるまで塗り続け、陰性確認後更にあと一ヶ月継続して中止という流れで対応しています。
真菌爪の方が多く、真菌が全くない方の方が珍しい現状で、このシステムを遂行するには多大なパワーを要し、尚、エンドレスです。
優先して治療する基礎疾患があり、又、マンパワー不足でただでさえケアが行き届かず葛藤しているのに、
このような過剰な反応・システムに沿って真菌撲滅・再発防止に取り組もうとしていることに以前より疑問を感じています。
きれいになれば、患者さまも家族も嬉しいけれど、ADLアップのためのケアなど、もっと優先度の高いものがたくさんあるのにと思い、何度となく一石投じてみましたが、慣例となっていて、ケアを怠ることへのお誘いのように受け取られている印象です。
介護療養病棟は廃止に向かっていて、病院機能上も、退院支援を意識しないといけないのに・・・
このような中、今回真菌ケアの勉強会の担当に当たりました。
これを機に、現場スタッフの認識を新たにし、適切な対応への道を探りたいと思います。
ぜひ、他院の現状を知りたいです。
真菌対応していますか?
湿潤性のもののみ対応してますか?皆さん、たくさんの情報をお願いします。
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本当に終了しますか。