看護の意味
- 2013/09/25 21:55
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最近、循環器の患者さんを受け持たせていただくことが多い新人です。
心不全や糖尿病の患者さんには入院中、退院後の生活指導、疾患教育を行ってから退院していただくことになっているのですが、ここのところ退院して一週間経つか経たないかで教育内容が守れずに病状悪化で再入院してくる人が何人か続き、私自身が疲れてしまったと感じています。
私の受け持ちの方ばかりではありませんが、患者さんの生活背景を聞き、先輩と相談しながらその人に合った指導内容を考え、「できそうにない」と言われたら他の方法を考え、理解してもらえるようにチームみんなで教育を行っていました。
時には「お前には関係ない」「うるさい!」と怒鳴られながら、それでも退院時には自分の疾患、注意点をしっかり守る大切さとその方法を表出できるようになっていただいた方たちばかりです。
それなのに笑いながら再入院してきて
「めんどくさくて薬を飲んでなかった。」
「暑くて毎日量なんて気にせず水をがぶ飲みしていた。」
「退院したらこっちの物だと思ってたのに」
と平気で言われるのです。
そして今日、もうすぐ退院の心不全患者さんに教育をしていたら
「あんたたちがいくら何を言おうと俺は退院したら好きな物を好きなだけ食べるし、水も好きなだけ飲むし、何もかも好きにするよ。あんたたちが俺に何を言ったって無駄、無駄。俺の体は俺が一番わかってるんだから。俺がよければいいの。」
と言われ、張りつめていた糸が切れたような感覚になりました。
私たちがしてきたことは何だったのか?
何か意味があったのか?
すべて無駄だったんじゃないのか?
虚しさでいっぱいになりました。
心不全患者さんの生活制限の辛さは、一部分だけかもしれませんが理解しているつもりです。
私は新人なので説明に分かりにくいことや、患者さんが聞き入れにくいこともあったかもしれません。
しかしこうも続くと、自分が努力していることは無駄で、バカらしいことでしかないんじゃないかと考えてしまいました。
もう教育なんてしたって意味ない、どうせまた入院してくるんだから、と思ってしまいます。
皆さんはこういう経験をされた時どのように乗り越えていますか?
もう明日仕事に行くのさえ嫌です。
未熟者の私に何かアドバイスをお願いします。
長文、乱文失礼いたしました。
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本当に終了しますか。