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それで救急車乗って良いと本気で思った?

  • 2015/12/22 15:57
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二次救急勤務のナースです。

残念なことに、ガッカリしてしまう救急車の呼び方に出会います。

これが、たまに、ではなくしばしばです。

歯が痛くて、仕事中の母親に連絡したら救急車を呼べと言われた、深夜。

カップラーメンのお湯が手にかかった20代の娘に母親が救急要請、救急車降りて独歩で入室、日曜の昼間。

お腹が痛くて学校に行けない大学生の息子の為に母親が救急要請、息子は独歩で入室、平日の昼間。

数日前からの便秘があり、腸が腐ると心配になって救急要請した70代男性(前日も救急要請し摘便、浣腸、下剤処方(救外なので1日分)、翌日かかりつけで下剤の調節を指示されたが未受診、妻と2人暮しで認知なし)。

セルフケア…「手当て」が出来きていない、安易にケアを丸投げすると思ってしまうような行動。

スマホやパソコンで情報収集が容易なこの時代に、安易に救急車を呼ぶ輩をどう思いますか?

しかも、ツールを使いこなせない老人ではなく、むしろ現役の若い人のこういった要請が目立つ。。。

タクシー代わりに救急車でやってくる生保の常連もいます。

独居老人や生保の人…500歩くらい譲れば、優しい救急隊との触れ合いを期待してるのかもしれない。

持病のない若い人…1000歩くらい譲って、どこに病院があって診察してるのかわからないとか、何科に行けば良いのかわからないかもしれない。

だからって、サイレン鳴らして駆けつける救急車を呼ぶことに抵抗はないのかしら。

♯7119で病院を聞くことが周知されていないし、7119は非常に過剰なオーバートリアージで、万万万がイチを考え(責任を持ちたくなくて)救急車を呼べと言っている印象もありますが。

国のやっていることに言及はしません。しかるべき判断なのでしょうから。

ただ、救急車が一回出動する経費は諸説ありますが、5〜8万円だそうです。

コレ、税金です。タダで病院に運んでもらえます。

お金ももちろんですが…

息も出来ないような強烈な胸の痛みや、急にバットで頭を殴られたような強烈な頭痛の人がいて、近くの救急隊が例えば歯痛の要請に向かっていて、そちらへすぐに行けないとしたら…?心筋梗塞やくも膜下出血かもしれない人に重大な影響が起こり得ますよね。

私はそういう要請をした人達に、心配になった心境を汲みつつ、歩けるのならタクシーで来て欲しい、まずは症状を病院か7119に電話相談して欲しい、救急車はもっと命に関わる重症な人が使えるよう必要性を一回考えて頂けませんか?…と、私自身がクレームもらいそうとビビリつつ伝えています。同時に、様子が命に関わりそうで絶対おかしいと感じる時は、救急車を呼んでもらって良いのですが…と、苦言と保身で中途半端な声掛けをするしかありません。

もちろん医師も、コレで救急車かよ⁉︎な事例は、釘を刺していることもあります。

実際に関わった人は少し変わるかもしれませんが、次から次で(ウンザリ事例は)後を絶ちません。

救急ネタは尽きません…

愚痴っているだけになってしまってますかね…

救急隊も救急外来も、万が一の転帰(トリアージのミスで死亡)が怖くて、緊急性の判断や、搬送や診察の必要性を決断しきれないでいる状況があります。

大事に至らなくて良かったね〜〜って、帰せることが幸いと思うべきなのでしょうけれど。

一般の人なら判断出来なくて仕方ない、救急車呼んで妥当だった…基本はソコから関わりたいのですが、そう思えないケースも多々あります。。。

ウォークイン事例はもっと、呆れ返っちゃう宝庫ですけど、コレはまた機会がありましたら〜〜

(退会者)

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