グリセリン浣腸の温度について
- 2016/11/29 00:15
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病棟勤務を経て、現在は手術室勤務の准看護師です。
通信制で看護師を目指しています。
先日、スクーリングの際、ちょっとした雑談の流れで
「グリセリン浣腸を温めるか常温のまま行うか?」
という問いかけが先生からされました。
准看学生の頃は、直腸温よりも少し高めの40℃くらいと教わった記憶があり「冷たいと患者さんが辛いでしょ。苦痛は少なくなるようにしなさい」との先生の言葉も覚えています。病棟時代も温めていました。
しかし、3割ほどの方は常温のまま施行していると答えました。
理由は?と尋ねられた方は「常温で良いと言われたから」としか答えられませんでした。
結論からいえば、どちらでも良い、でした。
看護技術の教科書には、40℃と記載されています。
しかし、温め過ぎて高温で熱傷を起こした事例がある事、40℃でも常温でも催下効果は変わらない事から、常温の方が良いとされる報告もいくつかあるそうです。
これらを理解して行う事が、エビデンスに基づいた看護という事なんだというお話でした。
私としては、やはり冷たい方が不快感が強いような気がして、温めたグリセリン浣腸を使用したいと思いますが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。
また、実際にどちらで行っているのか、お聞かせいただければと思いトピ立てしました。
余談ですが、今回の件で改めて教科書を読み直してみたところ、50℃のお湯1リットルに5分容器ごと入れておくと40℃になると記載されていました。
実際にはそんなにのんびり測っている暇なんてありませんよね…
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本当に終了しますか。