輸血の意味、生きるって意味。
- 2016/12/27 22:33
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70歳、男性。寝たきりで上肢下肢ともに拘縮あり。絶食でIVHです。もともとアルツハイマー病で末期です。嚥下困難から肺炎を何度も患い、入退院を繰り返していました。経管栄養は家族が拒否。点滴のみの対応です。人工呼吸器も拒否しており、DNRの確認は出来ています。患者様は意識が混濁しており、家族の認識すら不明な状態。
先日、主治医から輸血の話が出ました。
死期を延ばしただけじゃないか・・・って思えて、生きるって、何だろー?って考えてしまいました。
輸血の対象なのかな?と疑問を感じました。例えば、社会復帰出来るような患者様に輸血をするべきだと考えてしまうのです。
もちろん、死にゆく人には輸血は出来ないという考え方ではないのだけれど、1日中朦朧とした意識の中で、今日生きて幸せだなぁと思える瞬間があるのだろうか。今日はそう思えなくても、生きてて幸せだなぁと思う瞬間が未来にある人なのかな、と輸血の意味、生きるって意味するところはどこなんだろうと考えてしまいました。
家族(妻)は覚悟は出来てるとは言ってましたが、どこまで最期なんだと理解出来ているのかなーと思いました。
ちゃんと支えていかないと思う出来事でした。

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