笑われて、褒められて
- 2018/05/01 22:54
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3年生の学生です。
各論実習が始まり、ドキドキの毎日です。
脳外科実習前のオリエンテーションで、先生から特に脳外科ではバイタルサインが非常に重要で、検温の報告は後回しにしないように、少しでもおかしいと感じたらとにかく報告するように言われていました。
ある日のこと、朝の申し送りが終わって受け持ちの患者さんの検温に行きました。
いつもより、反応が薄い。
いや、薄すぎる。
血圧、いつもより低い。
SpO2、いつもより低い。
脈拍、呼吸、体温は基準値内でいつも通り。
呼びかけても、体をゆすっても、目を開けない。
痛み刺激で目を開けたけど、すぐ閉じる。
いつもJCSは1-3くらいだったけど、これって2-30?
呼びかけに反応してくれないので、手足を動かしてもらえず、でも痛み刺激で動いたから
健側だけどMMT2?いつもは5だけど...
開眼してもらえないので、まぶたをあげて瞳孔を確認すると、左右同大で対光反射はある。
でも...
これは、緊急事態だと思い、急いで詰所に戻り、担当の看護師さんを探してもいないので、詰所にいた夜勤明けの指導者さんに報告。
「もう帰ろうと思ってるんだけど」と言われたけど、「なんだか様子が違うんです」と引き止めて。
上記報告すると、指導者さんは笑いながら
「あ、それ寝不足!」
「え!?」
夜勤明けの他の看護師さんたちも大爆笑。
申し送りでは患者さんが徹夜で騒いでたということ、朝血圧が高かったので降圧薬飲んだという情報はなかった。
でも、カルテ見るべきだったのかなと反省。
よからぬことが頭の中で巡って、私のほうが顔面蒼白だったけど、患者さん、急変じゃなくて良かったと、心底思いました。
寝不足と言われたときは、ズッコケそうになるし、帰るところを引き止めてしまった申し訳なさとでいたたまれなくなりましたが、
「そうやってちゃんと報告できるって、すごくいいことだよ」
と、言ってもらえました。
そして、一緒に患者さんのところに行って、確認してもらった結果、やはり眠たすぎて反応が薄いということでした。

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