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熱中症の怖さを肌で感じたできごと

  • 2018/07/27 17:34
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訪問看護での出来事。朝8時、オンコールの電話が鳴り出てみると、高齢夫婦で老々介護されている、キーパーソンである旦那様からのお電話でした。

「洋服を全部脱いでしまうし、具合がわるそうだ。」と。

どのように具合がわるいのかわからないので、電話口でご様子を確認しました。

今の時期なのでエアコンをつけて就寝されていたのかどうか確認したり、熱はあるか、熱を測ることをお願いするなどするも、主介護者の旦那様は混乱して説明がうまくできていませんでした。

緊急訪問し状態を観察していくことに。

訪問してみると、昨晩はエアコンも扇風機もつけずに、布団と毛布をかけて寝ていたと旦那様のお話。そして当の本人は意識もうろう。熱は39度!電話してきた旦那様も顔面紅潮。旦那さまの体温も38度後半。旦那様もご本人も脈拍ははやく呼吸数も早い。血圧も高い状態。電話してきた旦那様も調子がよくないことがわかりました。

これは熱中症だ!と思い、主治医に報告すると、救急車の搬送の指示で救急要請。しかし返事は、、

「いま近くに救急車がなくすべて出払ってしまっています。一番近くを走る救急車に連絡とりすぐ向かいます。」と。何分くらいかかるの聞くと「40分から50分はお待ちいただくかと、、」って、、。

しかし、事態は急を要しており1時間近くも救急車を待っていられない状態でした。

ちょうどそのご利用者さんの息子さんが、電話やり取り中にかけつけてくれました。自家用車で向かうことを救急隊の方にお電話し、息子さんの運転するクルマでかかりつけの病院に向かうことになりました。

その数時間後、熱中症の診断で、数日の入院との連絡が息子さんのほうからステーションにありました。

危険な高気温が続いています。これまで、豪雨や地震災害などで救急車が到着しないことは聞いたことはありますが、それ以外でこれほど救急車待つことは経験したことがありませんでした。

ステーションでほかのスタッフにも聞くと、救急車がすぐに到着しないケースは他にもあったそうです。熱中症での搬送がそれだけ多いということが改めてわかりました。このまま暑さが続けば、救急車到着しないケースはさらに増えそうな予感がします。

本当に熱中症になる前に、事前対策を心がけようと思いました。

患者さんも大事ですし、自分の体調も守っていかなくてなりませんね💦💦

マロさん

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