転職して気づいたこと(2)
- 2018/08/29 22:26
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当方、注意欠如優勢の発達障害(ADD)を抱える看護師です。
パワハラとセクハラによる睡眠障害の発症、増えるコンサータ、抜毛、嘔吐、自殺願望で苦しんだ末に病棟勤務を辞め、今は介護付き有料老人ホームにて日勤のみ土日休みの仕事をしております。
転職して半年、看護師として働き始めて1年経ちました。
今回は発達障害を抱えた私が仕事をする上で自分なりに工夫したポイントを書いていこうと思います。
【リマインダー、スケジュール管理のアプリを使う】
私の職場だけかもしれませんが、パソコンのみならずスマホやタブレットをよく仕事に使います。上司が新しいスケジュールを私に言う際は、スマホで直接スケジュールアプリに記入します(ない時はメモをして、昼休みにスケジュールアプリに記入)。
特によかったスケジュール管理アプリは「Lifebear」。その日に予定を記入だけで前日の夜に通知をくれるアプリです。
またLINEアカウントの「リマインくん」は、LINEメッセージを送り、時間を指定するだけできちんと通知してくれます。これは会議や来客予定など、朝の申し送りの前に来るように設定するととてもよかったです。
【グループウェアにすぐ予定を入れる】
私の職場は、グループウェアでスタッフのスケジュールや報告書のみならず、他の事業所との研修のスケジュール共有ができます。
私はADD故にワーキングメモリーが弱いため、他のスタッフと共同の予定がある時は忘れないうちにすぐグループウェアにスケジュールを作成します。
「すぐに」が重要なポイントで、忘れないうちに「すぐに」スケジュールを入れるように心がけていると、上司に「早い!素晴らしいね」と褒めて頂きました。
【付箋を使う】
私はよくある長方形の付箋や、大きめの正方形の付箋の2種類を使います。
長方形の付箋は、文献のページに立てるだけでなく、やるべきタスク(例:報告書や研修企画書)と締切を書いたものをパソコンのモニター横に貼ります。さっきも書きましたが私はワーキングメモリーが弱く、すぐに忘れてしまうので、「嫌でもすぐ目につく」場所に書いておき、終わったら剥がして捨てるようにしています。
大きめの正方形の付箋は、その場で他のスタッフやお客様に言われたことをすぐにメモして使います。それを他のスタッフに渡したり、置き書きとして日誌に貼り付けたりします。また半分に切って分け、別のタスクを追加する時もあります。
【自分が分かる行動計画表を作る】
Wordを使った行動計画のテンプレートを自分なりに作りました。人によってはExcelもありかと思います。
何時に何をするかという「ある程度決まったルーティン業務」の他に、「その日にあるイベント、外勤予定、その日やらなくてはいけないタスク」を入れるようにしました。
また申し送りの不備について上司にお叱りを頂いた後には、「申し送りすること」「申し送り受けたこと」の項目を朝・夕に分けて作りました。これを毎日使っても自分用のクリップボードに挟み、終えたタスクを黒マジックで消したり、他スタッフに対する確認事項を忘れないようにしています。
この行動予定表は大体ぎちぎちに書き込まれ、私にしか分からないモノになります。
でも私さえ分かればいいのです。忘れっぽく注意散漫な私にとって大事なのは「優先順位が決まっていて、一目で分かる」「業務のヌケ、モレが出てこない」なのです。
【申し送りのコツを意識】
私は学生時代、申し送りがヘタクソでした。
「なぜ自分は上手くできないのか?」と色々悩み調べてみて実践した結果、上手くいったマニュアルです。
1.主語を明確にし、結論から言う
2.全体像→細かい部分
3.自分がした処置、その理由
4.他のスタッフに気をつけてほしいこと
5.より長く、優先順位の低い細かい部分については記録を読んでもらうように伝える
という5点に分けて簡潔に伝えるようにしました。こうすると、「わかりやすくていいですね」と他のスタッフに褒められました。
以上が、転職してから私が工夫したポイントたちです。
仕事や職場の特性によって異なってくると思いますが、私と同じ苦しみを抱える看護師の誰かが、私のこのトピックを読んで手助けになればいいなと思います。
最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。
看護師なんかできない、看護師になんかなれない、と泣いたこともありましたが、なんとかかんとかやっています。
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本当に終了しますか。